ファイザーは、イマチニブ抵抗性の消化管間質腫瘍(GIST)、および根治切除不能又は転移性の腎細胞がん(RCC)を適応症とした経口投与型の抗がん剤「スーテント(一般名:スニチニブリンゴ酸塩)」を発売しました。スーテントは、がん細胞の増殖に関わるチロシンキナーゼと呼ばれる受容体を阻害して、がん細胞の活動を抑制する低分子化合物です。
消化管間質腫瘍(GIST)は、食道・胃・小腸・大腸などの消化管の壁にできる腫瘍のことで、切除後も2人に1人が再発するとされています。国内で本薬の投与対象となるイマチニブ抵抗性のGIST患者数は年間500~750人程度と考えられています。
腎細胞がん(RCC)は、人口10万人あたり2~3人程度の割合で発生しますが、近年はCTや腹部超音波検査などの画像検査の技術進歩により、早期に発見されるケースが増えてきています。国内でで本薬の投与対象となる根治切除不能又は転移性の腎細胞癌は年間7000人程度と考えられます。