ファイザーはニコチンを使わない新しいタイプの禁煙補助薬「チャンピックス」(一般名:バレニクリン酒石酸塩)を発売しました。
ニコチン依存症の患者さんに対する従来の治療は、タバコの代わりにニコチンを補充することによって禁煙に伴うイライラなどの症状を軽減する「ニコチン代替療法」でしたが、チャンピックスは脳のニコチン受容体を刺激し、ドパミンを放出させることによって、禁煙に伴う離脱症状やタバコに対する切望感を軽減するとともに、喫煙による満足感を抑制するという作用機序で禁煙効果を発揮します。
日本国内の喫煙者数は2600万人で、多くの方は禁煙することを望んでいるとされています。しかし、ニコチン依存症はニコチンに対する心理的・身体的な依存が強く、一時的には禁煙に成功しても再発性があるため、本人の意志のみでは克服が困難です。チャンピックスはニコチン依存症に対する薬剤の選択肢を広げ、より効果的な禁煙治療に貢献できると期待されています。